大事にしよう、初めの印象

看護師も第一印象に気を付けておきましょう。

患者との信頼関係を築くには

 看護師と患者の間で信頼関係を築く事が、治療を行っていく上で必要です。そのためには、第一印象が大変重要になってきます。昨今の医療体制において、患者の入院期間は短くなる傾向にあります。長い時間をかけて患者と関わる事が少なくなってきているため信頼関係を築く時間はほとんどなく、初対面時の印象が悪ければそれを払拭する事は困難です。その後の治療の時に協力が得られにくかったり、不安な事があっても相談をしてもらえないと言った悪影響が出てきます。

 患者への第一印象を良くするためには、初対面時の話し方や態度が大切です。自信がなさそうな看護師を患者は信頼できません。どうしても話す時にどもってしまったり、噛んだりしてしまう人もいるでしょう。その場合は、予め患者に対して話す事をまとめておき、ルーティン化する事も有効です。パンフレットとしてまとめた物を活用して、個別に話す必要がある事は都度都度書き足したり個別のメモを用意したりすると良いでしょう。

 また、患者の今後の治療の内容や検査については予めカルテを確認し、不明な点については医師や他の看護師に聞いた上で患者に対応する事が必要です。患者にとって今後の治療のスケジュールはすぐにでも聞きたい事の1つである事が多く、それについて看護師が全く知らないのでは困ります。ある程度患者の情報を収集して話す内容を準備し、接する事で看護師の第一印象は変わってきます。